教養/きょうよう

意味

教養とは、学問・知識・芸術・精神修養などを通して養われる品位やの豊かさ、理解力。また、その手段としての精神活動。

語源・由来

教養は、明治初期に「education」の訳語として伝わったものである。
しかし、その訳語には「教育」が当てられ定着したことで、教育の意味での使用は廃れ、大正時代以降に「cultureカルチャー)」の訳語という意識で、現在使われているような、教育の内面的な成果を表す言葉になっていった。
古く、中世の文献にも「教養」の語は見られる。
しかし、室町時代の辞書『伊京集』で「仏事」と説明されているように、その頃の「教養」は死者の後世を弔うことを意味する「孝養」の別表記として使われていたもので、現在使っている「教養」への繋がりが見られないため、別語として捉えた方がよい。

類語・言い換え

カルチャー/才(ざえ)/教化/文化/人文/文明/シビリゼーション/文教/文物/教育/しつけ/育英/育ち/練磨/養成/修養/育成/学殖/素養/嗜み/身嗜み/心得/学/知識/知見/学識/うんちく/造詣/博識/有識/学問/才(さい)/一般教養/基礎教養/般教/リベラルアーツ/芸文

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