意味
沽券に関わるとは、面目・プライドに差し障りがある。
語源・由来
沽券に関わるの「沽券」とは、土地や家屋など売り渡し証文のことで、「売券」や「沽却状(こきゃくじょう)」とも呼ばれる。
江戸時代頃から、沽券は「売値」の意味で用いられるようになり、さらに「人の値打ち」「品位」などを意味するようになった。
そこから、プライドにかかわることを「沽券に関わる」、人の値打ちが下がることを「沽券が下がる」と言うようになった。
類語・言い換え
プライドに関わる/品位に関わる/面目に関わる/面子に関わる/名誉に関わる/面目が立たない/面目を失う/面目ない/示しがつかない/威信に関わる/肩身が狭い/沽券が下がる/株が下がる/評価が下がる/評判を落とす/顔が潰れる/メンツが潰れる/対面を損なう/体面を失う/世間体を失う/世間体が悪い/体面が悪い/立つ瀬がない/立場がない/顔向けできない