カツラ/桂/かつら

意味

カツラとは、カツラ科の落葉大高木。山地に自生。は心臓形で裏面は。材は木目がまっすぐで変形が少ないため、建築・家具・碁盤・将棋盤などに用いる。

語源・由来

カツラは落葉した葉が甘い香りを放つことから、「カヅ(香出)ラ」「カ(香)ツブラ(円)」「カ(香)ツラヌク(貫)」「カ(香)ツラナル(連)」「カ(香)ツタハリ(伝)」など、「香り」に由来する説が多く、他は「カゲ(影)ツラナル(連)」だけである。
これらの中では、「カヅ(香出)ラ」の説が有力と考えられている。
ただし、古くから「桂」は、「カツラ」「モクセイ」「ゲッケイジュ」などの香木の総称として使われており、これらとの混同も見られる。
そのため、「カツラ」は元々香木を表す呼称で、そこからカツラ科のを表すようになった名と思われる。

別名・類語

カツラギ/オカツラ/カモカツラ/シロカツラ/トワダカツラ/コウノキ/アカギ

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