胡麻をする/胡麻を擂る/ごまをする

意味

ごまをするとは、人に気に入られるような振る舞いをして、自分の利益をはかる。名詞形は「ごますり」。

語源・由来

ごまをするは、煎ったゴマをすり鉢ですり潰すと、あちこちにゴマがくっつくことから、人にへつらう意味で用いられた言葉である。
商人などの手を揉む仕草も、ゴマをする姿に似ているため、その仕草が「ごまをする」の語源とする説もあるが、あまり有力とされていない。
ただし、すったゴマがあちこちにくっつくことと、ゴマをする仕草の両方からと考えることは出来る。
この言葉は、江戸末期の『皇都午睡(こうとごすい)』にも見られ、「追従するをおべっかといひしが、近世、胡麻を摺ると流行詞(はやりことば)に変名しけり」とある。

類語・言い換え

味噌を擂る/媚びる/へつらう/おもねる/取り入る/媚を売る/媚びへつらう/歓心を買う/機嫌を取る/機嫌気褄を取る/気褄を合わす/気に入る/気を取る/佞する/おひゃる/はむく/襟に付く/襟元に付く/尾を振る/尻尾を振る/御髭の塵を払う/お先棒を担ぐ/おべんちゃらを言うおべっかを使う/お世辞を言う/お調子を言う/ちやほやする/よいしょする/持ち上げる/へいこらする/へこへこする/ぺこぺこする/へいへいする/鼻息を窺う/顔色を窺う/顔色を見る/色目を使う/秋波を送る/迎合する

ごますり

ご機嫌取り/機嫌買い/おべっかおべんちゃらちやほや/よいしょ/媚/へつらい/おためごかし/上手ごかし/粋ごかし/親切ごかし/情けごかし/御歯向き/邪佞/奸佞/便嬖/阿諛/諂阿/諂諛/諂巧/諂媚/諂曲/追従/媚諛/迎合/苟合/饗応/柔媚/媚態/嘗糞/面諛/三太/讒佞/巧言令色/阿附迎合/阿諛追従/阿諛迎合/阿諛曲従/阿諛苟合/阿諛承迎/阿諛追随/阿諛便佞/阿諛逢迎/阿諛奉承/迎合追従/世辞追従/奸佞邪知/奸佞邪心/邪智奸佞/佞奸邪智/三損友/蒼蠅/佞人/太鼓持ち/鞄持ち/腰巾着/茶坊主/イエスマン/幇間/男芸者

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