アホウドリ/信天翁/阿房鳥/あほうどり

意味

アホウドリとは、ミズナギドリ目アホウドリ科の鳥。全長約90センチ、翼を広げると2メートルを超える。大きなくちばしを持つ。また、アホウドリ科の鳥の総称。

語源・由来

アホウドリは別名を「馬鹿鳥(バカドリ)」というように、阿呆な鳥の意味で名付けられた。
この鳥が「阿呆」と呼ばれるのは、無人島を繁殖地にしているため、人を恐れず、容易に捕まえられる愚鈍なところからや、陸上での歩き方が下手なところからといわれる。

アホウドリの漢字「信天翁」は、天を信じて運を天に任せている翁(おきな)という意味。
自分では魚を捕らえられないため、他の鳥が落とした魚を待つ鳥と思われていたことに由来し、これも阿呆に通じる名である。
「信天翁」は漢名の借用で、日本では江戸初期から見られ「阿呆鳥」よりも古い。

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