ユズリハの意味
ユズリハとは、ユズリハ科の常緑高木。樹皮の煎じ汁を駆虫薬に用い、葉は正月の飾りにする。
ユズリハの語源・由来
ユズリハは、新葉と旧葉の交代がよく目立つところから、「後を譲る」の意味に由来すると考えられている。
ユズリハの葉を正月の飾り物に使うのも、新旧葉の交代が著しいことから、子の成長に伴う世代交代、父から子に財産を譲ることにたとえたものである。
その他、「ユヅルハ(弓弦葉)」の意味で、葉の形状が弧を描く弓の弦に似ていることからや、丹州弓削山に多いことからといった説もある。
ユズリハの古名は「ユヅルハ」で、漢字表記も「弓絃葉」や「弓弦葉」のため、これらの漢字が音からの当て字ではなく、意味からであれば葉の形状に由来する名であろう。
ユズリハの別名・類語
ゆずるは/ゆず/ゆずり/譲柴/いず/いずの木/黄金葉/親子草/青葉の木/いたがね/うさぎかくれ/かたつけば/正月様/正月菜/つるしば/福柴/若葉/防火樹