臍を噛むの意味
臍を噛むとは、後悔する。すでに取り返しのつかないことを悔やむ。「臍を噬む」とも書く。
臍を噛むの語源・由来
臍を噛むの「臍(ほぞ)」は「へそ」のこと。
自分で自分のへそを噛もうとしても届かないように、取り返しのつかないことは悔やむことしかできないことから、後悔する意味のたとえとして「臍を噛む」と言うようになった。
『春秋左氏伝』の「郤国を亡ぼす者は、必ず此の人なり。若し早く図らずんば後に君臍を噬まん」に由来する言葉である。
「ほぞを噛む」と言うことが多いため「へそを噛む」は誤りとされるが、古い文献には「へそを噛む」といった例も見られる。
臍を噛むの類語・言い換え
臍を食う/後悔臍を噛む/噬臍/後悔噬臍/腹かく/後悔する/悔やむ/悔いる/悔しがる/残念がる/無念がる/妬がる/歯ぎしり/地団駄を踏む/嘴を鳴らす/切歯扼腕/悔いを残す/悔いが残る/後悔の念に駆られる/後悔の念に苛まれる/悔やんでも悔やみきれない/死んだ子の年を数える/葬礼帰りの医者話/後悔先に立たず/ごまめの歯ぎしり/覆水盆に返らず/無念至極/無念千万/後の祭り