地団駄を踏む/じだんだをふむ

意味

地団駄を踏むとは、怒ったり悔しがったりして、激しく地面を踏む。「地団太を踏む」とも書く。

語源・由来

地団駄を踏むの「地団駄」は、「地踏鞴(じだたら)」が変化した語。
「地踏鞴」は、足で踏んで金属の精錬・加工に必要な空気を送り込む大型の送風器のこと。
これを踏むさまと、激しく地面を踏み鳴らすさまが似ていることから「じだたら」と言うようになり、「地団駄(じだんだ)」に転じた。
「じんだらを踏む」「じんだらをこねる(地団駄を踏んで反抗する・駄々をこねる)」など、「地団駄を踏む」に似た方言が各地に点在するが、これらも「地踏鞴(じだたら)」が変化したことによる。
なお、同じ「たたら」を踏む姿から生じた言葉でも、「たたらを踏む」と言えば、から足を踏むことを意味する。

たたら(踏鞴)

たたら(踏鞴)


類語・言い換え

地踏韛を踏む/臍を噛む/嘴を鳴らす/歯ぎしりする/歯噛みする/切歯する/切歯扼腕/ごまめの歯ぎしり/唇を噛む/悔し涙を流す/悔しがる/残念がる/無念がる/憤る/怒る/憤慨する/イライラする

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