右/みぎ

右の意味

右とは、相対的な位置のひとつ。北を向いた時に東にあたる方。左の対。

右の語源・由来

右の語源は、物を握る方の手なので「にぎり(握り)」が転じたとする説が有力とされている。
その他、右の方が力が強いことから、「もちきり(持切)」の意味。
右は南を向いた時に西にあたり、日の沈む方なので「みきる(見限)」の意味。
かばうようにして物を持つ手なので、「みふせぎ(身防)」の意味など諸説ある。
右を古くは「みぎり(右り)」とも言いったが、「みぎり」が略され「みぎ」になったものか、「ひだり(左)」に合わせて「みぎ」を「みぎり」と言ったものか分かっていない。
また、『名義抄』の「右 ミキ」のように濁音化されていない例も見られ、語源の特定は非常に難しい。

漢字の「右」は、口を手でかばうことを示したものである。
ただし、和語の「みぎ」と直接関係するものではないので、漢字の由来から「みぎ」の語源を「みふせぎ(身防)」とすることもできない。

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