ヨナグニサン/与那国蚕/よなぐにさん

ヨナグニサンの意味

ヨナグニサンとは、鱗翅目ヤママユガ科に属するの面積が世界最大級の蛾で、開帳が20センチに達する個体もある。昆虫の中でも世界で二番目に翅の面積が大きい。東南アジアに分布し、日本では沖縄県八重山諸島に生息する。

ヨナグニサンの語源・由来

ヨナグニサンは、石垣島・西表島・与那国島などに産するが、多産する与那国島で初めて採集されたことから、昆虫学者の松村松年博士によって名付けられた。
「サン(蚕)」は「カイコ」のように生糸のとれる蛾を表す字で、ヤママユガ科の蛾の名前に多くつけられている。
松村松年博士は、『日本昆虫総目録』(1905年)で初めて記録し、『続日本千虫図解1』(1907年)で図示している。
「ヨナグニサン」と命名される以前は「オオアヤニシキ」と呼ばれ、与那国島の方言では「アヤミハビル」と呼ばれている。

ヨナグニサンの別名・類語

アヤミハビル/オオアヤニシキ/アタカス・アトラス/皇蛾

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