うわばみの意味
うわばみとは、巨大なヘビの俗称。大蛇。おろち。大酒飲みをいう俗語。
うわばみの語源・由来
「うわばみ」は15世紀頃から見られ、古代語の「をろち(おろち)」に代わって用いられるようになった語。
うわばみの「うわ」は、「上回る」「上手」などと同様の「うわ」とする説と、「大(おほ・うは)」が転じたとする説がある。
「ばみ(はみ)」には、食物を食べたり噛んだりする意味の「食む(はむ)」の連用形から転じたとする説。ヘビの古形「へみ」から転じたとする説。マムシの古語「はみ」から転じたとする説などある。
ヘビの古形「へみ」や、マムシの古語「はみ」の語源が「食む」なので、どれが正しいというわけではなく、同源と考えるべきであろう。
大酒飲みを「うわばみ」と呼ぶようになった由来は、大蛇は大きな物でも大量に飲み込むところからである。
うわばみの類語・言い換え
ヘビのうわばみ
だいじゃ/おろち/おおくちなわ/長蛇/蛇(じゃ)/もうだ/もうじゃ/やまかがち/大虫/おかばみ/はは/ばば/ニシキヘビ/アオダイショウ/アナコンダ/ヘビ
大酒飲みのうわばみ
蛇之助/蛇(じゃ)/大酒飲み/酒豪/酒食らい/酒飲み/大戸/上戸/飲兵衛/飲み助/酒家/酒客/酒仙/左利き/左党/辛党/飲み手/笊/底抜け上戸/底なし/正覚坊/猩猩/ヘビードリンカー/ドリンカー