森羅万象/しんらばんしょう

意味

森羅万象とは、宇宙に存在する一切のもの。世の中のあらゆる事物や現象。

語源・由来

森羅万象の「森羅」は、たくさんの樹木が茂って並ぶさまが本来の意味。
転じて、数限りなく並び連なるものの意味になり、さらに天地に存在する万物の意味になった。
「万象」は、さまざまな形、すべての形の意味から、あらゆる現象の意味に転じた。

「森羅」と「万象」という二つの類義語が結びついたのが「森羅万象」で、鎌倉時代から使用例が見られる。
現代の一般的な読み方は「しんらばんしょう」だが、他には「しんらばんぞう」や「しんらまんぞう」とも読み、明治中期頃までは呉音で「しんらまんぞう」と読むのが一般的であった。

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