ムニエル/meunière

意味

ムニエルとは、魚の切り身に小麦粉をまぶし、バターで焼いた料理。

語源・由来

ムニエルは、フランス語「meunière」からの外来語。
「meunière」は、粉屋や製粉業者を意味するフランス語「meunier」の女性形。
料理で「à la meunière」と用いる場合は、「粉屋風の」というところから「粉をまぶした」を意味する。
この「à la」が省略されたのが「ムニエル」で、舌平目のムニエルであれば、昔は「sole à la meunière」と称していたが、現在では略されて「sole meunière」と呼ばれる。

ムニエルの語源には、「粉屋の娘」に由来する説もある。
これは、店の娘が魚料理をしている時に、誤って粉の中に落とした魚をそのままバター焼きにしたところ、おいしく出来上がったことから、この調理法が広まったというもの。
しかし、この説は「meunière」が「meunier」の女性形であることから、「粉屋の娘」と解釈して作られた俗説である。

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