松の意味
松とは、マツ科の常緑高木。葉は針状で、2~3本または5本。雌雄同株。庭木や盆栽にするほか、材は薪炭・松明・建築・パルプなどに用いられる。樹脂は松脂、球果は松かさと呼ばれる。
松の語源・由来
松は日本で古くから神の宿る神聖な木とされていることから、「神を待つ」の意味が妥当で、「祀る(まつる)」「祭り」などの意味も考えられる。
その他、松の語源には、久しく齢(よわい)を保つところから、「たもつ」の略転とする説。
行く末を待つ意味の「待つ」からとする説。
葉がまつ毛に似ているところから、まつ毛の「まつ」とする説。
葉が二股に分かれるところから「また(股)」の転など、他にも多くの説がある。
漢字の「松」は、「木」+音符「公(つつぬけ)」からなる字。
葉が細く、間が透けているのを表している。
日本で松は、長寿の象徴、正月の門松、松竹梅では筆頭となっているなど大変尊ばれている木だが、中国では無骨者扱いされている。
松の別名・類語
千代木/五大夫/十八公/大夫/時見草/常磐草/翁草/千代見草/豊千代草/寝覚め草
松の種類
クロマツ/アカマツ/ゴヨウマツ/ダイオウショウ/リュウキュウマツ/エゾマツ/タギョウショウ/ニシキマツ/キタゴヨウマツ/チョウセンゴヨウ/ヒマラヤゴヨウ/テーダマツ/ストローブマツ/リキダマツ/ヨーロッパアカマツ/ハクショウ/ハイマツ/エゾハイマツ/ヤクタネゴヨウ