一粒万倍/いちりゅうまんばい

一粒万倍の意味

一粒万倍とは、わずかな元手から非常に多くの利益を得るたとえ。少しでも粗末にしてはいけないという気持ち。また、稲の別名。

一粒万倍の語源・由来

一粒万倍は、一粒の種が何倍もの稲穂になるということから、わずかな元手で多くの利益を上げることや、もったいないという気持ちを表す。
また、たとえとなっている「稲」の異名としても使われる。
一粒万倍の出典は『報恩経』の「世間求利、莫先耕田者、種一万倍(世間利を求むるは、田を耕す者より先なりはなし、一を種えて万倍す)」で、元々は、一つの善行が多くのよい結果をもたらすたとえとして用いられた仏教の言葉である。

現在は「一粒万倍日」で使われることが多く、少しの投資が多くの利益をもたらすことから、この日に種まき、仕事始め、開店、貸付、投資などをするのは吉とされる。ただし、万倍になるため、物を借りたり、借金をするのには凶の日となる。

一粒万倍の類語・言い換え

増えたり成長することの一粒万倍

事半功倍/海老で鯛を釣る/ぼろ儲け/大儲け/大稼ぎ/丸儲け/ローリスクハイリターン/ハイリターン/濡れ手で粟一石二鳥/一攫千金

少しも粗末にしてはいけない意味の一粒万倍

一文銭も小判の端/一文から一貫目/塵も積もれば山となる/もったいない/惜しい/粗末にするな/不経済/一刻千金

稲の一粒万倍

/稲禾/禾稲/袖の子/長彦/水陰草/奥御年/

一粒万倍日の類語・言い換え

大安/大安吉日/大安日/天赦日/天赦//金運招来日/黄道吉日/吉日良辰/吉日/吉曜/吉祥日/大吉日/大吉/好日/佳日/良日/嘉辰/吉辰/良辰/芳辰/令辰/佳節/吉旦/天老日/息災日/生日/生日の足日/足日/いい日/幸運日/ラッキーデー/母倉日/母倉/月徳日/月徳/鬼宿日/吉時/嘉辰令月

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