伊達巻き/だてまき

意味

伊達巻きとは、卵黄に白身魚のすり身を混ぜて厚焼きにし、簀(す)で渦巻き形に巻いたもの。伊達巻き卵。

伊達巻きの語源・由来

伊達巻きの語源には、伊達政宗が好物だったとする説。
や形が華やかで、おせちなど晴れがましい料理に用いられるところから、「伊達な(派手な)巻き」の意味で「伊達巻き」になったとする説。
帯を締める下ごしらえなど、婦人が用いる和服の幅の狭い帯の「伊達巻き」に似ているところから名付けられたとする説がある。
伊達政宗が食べた料理を記した書物には、似た食べ物どころか卵料理を食べた記録も残っていないため、政宗の好物という説は考え難い。
「伊達」は「人目をひく」「お洒落」などの意味で使われる言葉で、晴れの料理に用いられることを考えれば、「派手な巻き卵」の意味とする説が有力である。
また、渦状に巻く姿が帯にも通じ、「派手な巻き卵」と「帯」の両方の意味からとも考えられる。
ただし、帯の語は人目をひく意味の「伊達」からきており、元を辿れば同じである。

伊達巻きの別名・類語

伊達巻き卵/カステラかまぼこ/卵焼き

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