チングルマ/稚児車/ちんぐるま

意味

チングルマとは、バラ科の落葉小低木。高山の日当たりのよい湿地に生える。は羽状複葉。、茎頂に花茎を伸ばしの5弁花をつける。

語源・由来

チングルマは、「チゴグルマ(稚児車)」の転訛。
その語源は、「稚児」が「子ども」、「」は「風車」を表すという点で共通する以下の三説がある。

1.小さいことを「稚児」、花弁が輪状に配列しているところを「風車」にたとえた説。
2.チングルマは花後に花柱が羽毛状になることから、子どもの玩具の風車に見立てた説。
3.江戸時代、女児の髪形で、両側頭部や盆の窪だけを残して他を剃る「唐子髷」という髪形が流行した。残されたに吹かれると、なびいたり、回転したりしたことから「稚児の風車」と見て、チングルマの羽毛状に伸びた花柱が、その髪に似ていることから「稚児車」の名が付いた説。

羽毛状なったチングルマ


別名・類語

岩車/稚児の舞

種類

チョウカイチングルマ/タテヤマチングルマ/ヤエノチングルマ

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