潔い/いさぎよい

潔いの意味

潔いとは、思い切りがよい。卑怯なところや未練がましいところがない。清らかで気持ちが良い。汚れがない。潔白である。日本的な美意識を代表する語。

潔いの語源・由来

潔いは、「いさぎよし」の口語。
潔し(潔い)の「ぎよし(ぎよい)」は、「きよし(清し)」の連濁。
潔いの「いさ」は、程度の甚だしいさまを表す「いた・いと(甚)」、「いさむ(勇む)」の語幹とする説や、「いさ(勇)」の意味から転じて語勢を強めたものなど諸説あり断定は難しい。
ただし、古く「潔い」は、心の潔白さだけでなく、自然や風景が澄んでいるさまも表していたことから、「いさ」は「いた・いと(甚)」で「いたきよし(甚清)」の転訛と思われる。

現代では、「責任転嫁をしない」「卑怯なところがなく立派である」といった意味に限定して使われるが、この意味に限定される上で「いさむ(勇む)」の語幹が影響したと考えられる。

潔いの類語・言い換え

清い/清らか/清々しい/高爽/潔癖/清潔/高潔/潔白/清純/純潔/汚れのない/堂々/正々堂々/毅然/尋常/廉直/素直/清廉/廉潔/きっぱり/さっぱり/あっさり/小気味好い/断固/断然/凛とした/きっぷがいい/男らしい/竹を割ったよう/いなせ/粋/勇み肌/清貧/思い切りがよい/未練がましくない/執着しない/諦めがよい/往生際が良い/悪あがきしない/言い訳しない

TOP
テキストのコピーはできません。