アルコールの意味
アルコールとは、炭化水素の水素原子を水酸基で置換した化合物の総称。また、アルコールを含んだ飲み物。
アルコールの語源・由来
アルコールは、オランダ語「alcohol」からの外来語。
alcoholは、アラビア語の「alkuhl」に由来し、「al-」は定冠詞、「kohl(kuhl)」はアンチモンの粉末を表す。
アラビアでは、まぶたやまつ毛を黒色に染める化粧があり、それにはアンチモンの粉末が用いられた。
その粉末は「kohl」と呼ばれており、冠詞をつけたアラビア語の「alkuhl」がスペイン語となり、中世ラテン語で「alcohol」となった。
アンチモン粉末のアルコールは、鉱石を粉砕してつくられる。
そのため、鉱石からその精を取り出しているかのように考えられ、アルコールは「精」エッセンス」「エキス」を意味するようになった。
スイスの医師で錬金術師のパラケルススは、ぶどう酒を蒸留して得られる液体を「ぶどう酒の精」という意味で、「alcohol vini」という言葉を使ったことで、アルコールは「アンチモン粉末」から「酒精」を意味するようになった。
19世紀に入り、一群の化学物質が発見されて、専門用語として「アルコール」の名称が使われるようになった。
アルコールの類語・言い換え
化学物質のアルコール
エタノール/エチルアルコール/酒精/メタノール/メチルアルコール/木精/グリコール/エチレングリコール
飲料のアルコール
アルコール飲料/ハードドリンク/酒/酒類/気違い水/気狂い水/命の水/蒸留酒/リカー/火酒/ウイスキー/ブランデー/ウォッカ/ラム/テキーラ/ジン/焼酎/泡盛/醸造酒/日本酒/清酒/ビール/果実酒/ワイン/どぶろく/マッコリ/混成酒/再製酒/リキュール/甘味果実酒/梅酒/薬酒/みりん/白酒/合成酒/合成清酒/カクテル