取り越し苦労の意味
取り越し苦労とは、どうなるかわからない将来のことをあれこれ考えて、無駄な心配をすること。杞憂。
取り越し苦労の語源・由来
取り越し苦労は、江戸後期から使用例が見られる語。
「取り越し」は、期日より前に行う意味の動詞「取り越す」の名詞形。
期日を繰り上げて物事を行うには、先のことを考えていなければならないことから、「取り越す」は「先のことをあれこれ考える」「予測する」という意味も持つようになり、確実に起きるかどうかわからない先の事を、あれこれ悪い方に考えることは無駄な心配となるため、「取り越し苦労」というようになった。
取り越し苦労の類語・言い換え
杞憂/思い過ごし/考えすぎ/案じ過ごし/深読み/杞人の憂い/杞人の憂え/杞人天憂/杞人之憂/杞人憂天/心配性/苦労性/深用心/回り根性/回り気/疑心暗鬼/暗鬼/危疑/心配/不安/気がかり/憂い/憂え/懸念/恐れ/危惧/ハラハラ/やきもき/後顧の憂い/ナーバス/心労/杯中の蛇影/窃鉄の疑い/杞人天を憂う/気で気を揉む/気で気を病む/思い過ごす/思い煩う/憂える/疑う/勘ぐる/案ずる/案じる/危ぶむ/恐れる/疑心暗鬼を生ず/疑心暗鬼を作る/心に鬼を作る/疑いは暗中の人影/疑えば目に鬼を見る/落ち武者は薄の穂にも怖ず/茄子を踏んで蛙と思う/下衆の勘繰り