定家煮/ていかに 定家煮の意味 定家煮とは、魚(特に鯛)を塩と酒もしくは焼酎で煮た料理。 定家煮の語源・由来 定家煮は江戸時代に流行した料理で、鎌倉初期の歌人の藤原定家の名に由来するが、藤原定家が料理の考案者という訳ではない。 この料理に「定家」の名が付くのは、定家の「来ぬ人を待つほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身も焦がれつつ」という歌の歌意からか、藤原定家がいかにも好みそうだというところからといわれ、当時の人気がうかがえる料理名である。