タイマン/たいまん

意味

タイマンとは、不良用語で一対一の喧嘩。「タイマンを張る」などと用いる。

タイマンの語源・由来

タイマンは「一対一」で行うことから、「マンツーマン(man-to-man)」を変形させた「マン対マン」の上略と考えられる。
「対マン」とも表記されるのは、そのためであろう。
「タイマンを張る」の「張る」は、「張り合う」の意味である。
タイマンの語源には、古代中国でお互いが相手に腹を立てることを「対懣(たいまん)」と言ったことからという説がある。
この説は、1980年代に発売された雑学本にある作り話で、その雑学本を中心に語源を解説した日本語サイトによって広められ、一時、インターネットの世界では通説として扱われるようになった。
「タイマン」の語が使われ始めた頃、不良の間では難しい漢字を使った当て字が流行していたため、タイマンが古代中国の言葉と言われて鵜呑みにしたのかもしれない。
しかし、当時の当て字は意味からではなく、「音」に合わせて難しい漢字を選び使っていただけである。
中国語辞典にすら載っていない言葉を使って、「タイマン」と言い出すことは考えられない。

タイマンの類語・言い換え

一対一の勝負/一騎打ち/サシの勝負/シングルマッチ/一対一/マンツーマン/差し向かい/決闘/果し合い/デュエル/喧嘩

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