四面楚歌の意味
四面楚歌とは、周りを敵や反対者に囲まれて孤立し、助けのない状態のたとえ。孤立無援。
四面楚歌の語源・由来
四面楚歌は、中国前漢時代の史書『史記(項羽本紀)』の故事による。
その故事とは、楚国の項羽が垓下(がいか)というところに追い詰められ、漢軍に周囲を取り囲まれた。
項羽は夜更けに四面を囲む漢軍が楚の国の歌をうたうのを聞き、楚の兵たちが漢に降伏したと思い絶望したというものである。
そこから、敵や反対者に囲まれて孤立した状態を「四面楚歌」と言うようになった。
四面楚歌の類語・言い換え
楚歌/孤立無援/無援孤立/孤軍奮闘/孤軍重囲/十重二重に囲まれる/孤立/無援/孤塁/孤城/孤危/孤/孤軍/一身に味方なし/寄る辺ない/方便無し/煢然/煢々/単孤/単居/単己/孤身/ヘルプレス/孤独/ひとりぼっち/一人/独り/八方塞がり/袋の鼠/袋の中の鼠/絶体絶命/詰み/雪隠詰め/進退窮まる/進退維谷まる/進退維谷/行き詰まり/後がない/窮地/苦境/逆境/危地/万事休す/どうにもならない/どうしようもない/立ち往生/万策尽きる/刀折れ矢尽きる/弓折れ矢尽きる/なすすべがない/成す術なし/手詰まり/詮方ない/手がない/打つ手がない/手立てがない/手支え/お先真っ暗/お手上げ/万歳/厳しい状況