センダン/栴檀/せんだん

意味

センダンとは、センダン科の落葉高木。暖地に自生する。果実・樹皮・は薬用にし、材は建築・家具・下駄などに用いた。古くは獄門のさらし首のとして使用した。また、ビャクダンの別名。

センダンの語源・由来

「栴檀は双葉より芳し」ということわざの「栴檀」はビャクダンのことで、その語源は、サンスクリット語「candana」の音訳「栴檀那」に由来する。
センダン科の木の語源は未詳だが、樹皮の灰汁で一時に千段を染められるところからとする説が、やや有力と考えられている。

その他、センダンのが枝一面に付くことから、「千珠(せんだま)」の意味とする説。
滋賀県大津市の園城寺(通称三井寺)で行われる法会「千団子」に由来し、センダンの果実を法会で供えられる千個の団子に見立てたとする説がある。
千団子の説は、同音の漢字を当てて、別名を「栴檀講」というところからヒントを得たもので、俗説と考えられている。

センダンの別名・類語

センダン科のセンダン

アフチ/アウチ/オオチ/オウチ/アミノキ/楝木/雲見草/唐変木/千珠/金鈴子/苦楝子/川楝子/苦楝皮

ビャクダン科のセンダン

白檀/サンダルウッド/唐木

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