折檻/せっかん

折檻の意味

折檻とは、厳しくしかること。体罰を加え懲らしめること。

折檻の語源・由来

折檻は、中国『漢書』の「朱雲伝」の故事に由来する。
その故事とは、前漢の成帝の時代、朱雲が成帝の政治に対し厳しく忠告したため、朱雲は成帝の怒りを受け、宮殿から追い出されることになった。
しかし、朱雲は檻(手すり)に掴まり動こうとしなかったため、檻は折れてしまった。
成帝はそのような朱雲の姿を見て反省し、朱雲の意見を受け入れたという話である。

このように、本来「折檻」は正当な理由で厳しく忠告することを意味していた。
しかし、厳しくす忠告する意味に重みが置かれ、現代では体罰や虐待の意味で「折檻」が使われるようになっている。
この意味の変化には、「檻」の漢字のイメージによる影響と思われる。

折檻の類語・言い換え

お仕置き/体罰/虐待/拷問/懲罰/鉄拳制裁/懲らしめ/体刑/身体刑/リンチ/私刑/私的制裁/制裁/天誅/処罰/成敗/しごき/かわいがり/譴責/叱責/叱咤/一喝/大喝/お目玉/大目玉/お叱り/お咎め/戒め/罰/刑/暴行/暴力/懲らしめる/とっちめる/油を絞る/こってりと絞る/吊るし上げる/大目玉を食らわす/お灸をすえる/叱る/叱り飛ばす/叱りつける/戒める/咎める/厳しく責める/責め立てる/責める/怒る

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