目線の意味
目線とは、目で見る方向。視線。ある立場からの捉え方や考え方。目の高さ。写真を公開する際に、人物を特定できないよう目の部分を隠す線。
目線の語源・由来
目線は、映画や演劇などで、演劇者が目を向ける方向のことを言い、第二次世界大戦頃から使われていた。
「カメラ視線」と言わず「カメラ目線」と言うのが、その例である。
これが1970年代頃から世間一般にも用いられるようになった。
さらに、「国民の目線に立つ」「子どもの目線で考える」など、「視点」や「観点」といった意味でも使われるようになり、「上から目線」という俗語も生まれた。
また、「タバコの火が幼い子どもの目線にある」というように、目の高さ・位置の意味でも「目線」は使われている。
人物の写真に入れる目線は、目の部分に線を入れる加工を表した語で、上記の語源とは異なる。
目線の類語・言い換え
目で見る方向の目線
視線/目の向き/瞳/目/まなざし/視軸/目遣い/目つき/まなこい
その立場における目線
視点/観点/視座/見地/次元/着眼点/目の付け所/見方/見様
人物写真の目線
ぼかし/モザイク/線/加工