意味
麻婆豆腐とは、中国四川料理のひとつ。豚のひき肉と豆腐を、唐辛子味噌(豆板醤)や甘味噌(甜麺醤)などで炒め煮したもの。
語源・由来
麻婆豆腐を正式には「陳麻婆豆腐」といい、清の時代、四川省成都の陳富文の妻が、貧しくて材料もない中、あり合わせのもので来客向けに作ったのが最初とされる。
その妻のにはあばたがあり、「麻婆(「麻」はあばた、「婆」は妻の意味)」と呼ばれていたため、「陳麻婆豆腐」と呼ばれるようになった。
昭和27年(1952年)、中華の鉄人陳建一の父である陳健民が来日し、この料理を紹介したことから日本でも広く普及した。
麻婆豆腐を元に作られた料理には、「麻婆茄子」「麻婆飯」「麻婆春雨」などがある。