金平糖/こんぺいとう

金平糖の意味

金平糖とは、小さな飴の核に糖蜜をまぶし、種々の色をつけて固めた砂糖菓子。角状の突起がある。

金平糖の語源・由来

金平糖は南蛮菓子のひとつで、「砂糖菓子」を意味するポルトガル語「confeito(コンフェイト)」が訛り、「コンペイトー」となった。
漢字の「金平糖」は当て字。
「金平」は「強い」の意味で名詞の上に付けられる語で、砂糖の甘味が強いことから、この字が当てられたともいわれるが定かではない。
近世には「金米糖」や「金餅糖」といった表記もされ、「糖花」とも呼ばれていた。
金平糖が日本に初めて渡来したのは、永禄12年(1569年)、ポルトガルの宣教師ルイス=フロイスが織田信長に献上したもので、元禄頃(1688~1704年)には大坂(大阪)で作られ、文政頃(1818~1830年)に江戸へ製法が伝わった。
江戸中期には、大名の茶菓子として用いられていたが、明治時代には贈答用・来客用の高級菓子として一般家庭で用いられるようになった。

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