葛藤/かっとう

意味

葛藤とは、双方が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと。心の中で相反する欲求・動機・感情が存在し、どちらをとるか迷う状態。仏語で、正道を妨げる煩悩のたとえ。

語源・由来

葛藤の「葛」は、植物の「葛(カズラ)」のことで、蔓草(つるくさ)の総称。
「藤」は、マメ科の蔓性落葉低木「藤(フジ)」のこと。
葛や藤の蔓がもつれ絡むところから、物事がもつれて解決が付かないことや、心の中の相反する欲求のいずれをとるか迷うことを「葛藤」と言うようになった。
また仏教では、葛や藤が樹木にまとわりついて枯らしてしまうことにたとえ、正道の理解を妨げ、修行の邪魔になる煩悩の意味で「葛藤」が用いられている。

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