貫禄の意味
貫禄とは、身に備わっている威厳。身体・人格・態度などから感じられる人間的重みや風格。
貫禄の語源・由来
貫禄の「貫」は、中世以降に田地に用いた単位で、収穫高を銭に換算し、表にしたもの。
室町時代には、武家の知行する石高、いわゆる「知行高(ちぎょうだか)」を表示するのに用いられた。
「禄」は、官に仕える者に与えられる給与のことである。
つまり、貫禄は領地の大きさや給与の額など武士の値打ちを表す語で、それらの多い者が「貫禄のある人」であった。
そこから、身に備わった威厳や人間的重みや風格がある人に対して、「貫禄がある」や「貫禄がつく」と使うようになった。
また、体が肥えた人は堂々とした印象を与えることから、太っていることを馬鹿にしたり、からかって、「貫禄十分」や「貫禄たっぷり」などとも言うようになった。
貫禄の類語・言い換え
威厳/貫目/箔/風格/威圧感/存在感/オーラ/カリスマ性/魅力/威徳/威風/威容/威風堂々/権威/尊厳/威儀/威信/重み/重厚/重々しい/どっしり/偉丈夫/偉躯/恰幅