イタチの意味
イタチとは、食肉目イタチ科イタチ属の哺乳類の総称。体は細く、脚が短く、尾は長い。夜行性でネズミやニワトリ、昆虫などを捕食。敵に襲われると肛門腺から悪臭を放って逃げる。
イタチの語源・由来
イタチの語源は諸説あるが、代表的な説は以下のとおりである。
1.魚を捕らえるのが上手く、食い尽くしてしまうため「ウオタチ(魚絶ち)」の説。
2.イタチは体毛が赤く、前足を上げて立ち上がった姿が火柱に似ることから、「ヒタチ(火立ち)」の説。
3.獲物を捕らえる時、息をしないで近づくことから、「イキタチ(息絶ち)」の説。
4.敵に襲われると屁を放って逃げることから、「イタヘハナチ(痛苦屁放)」の説。
5.イタチは背伸びをして周囲の状況を偵察することから、「立つ」に軽くはずみを表す発語の接頭語「い」を加えた「いっ立ち」が転じたとする説がある。
断定は難しいが、目にしやすいイタチの習性は立っている姿なので、2か5の説が有力と考えられる。