臍繰り/へそくり

へそくりの意味

へそくりとは、倹約や内職をして内緒で貯めたお金。

へそくりの語源・由来

へそくりは「臍繰り金(へそくりがね)」の略だが、へそくりの「へそ」と、人間の「へそ(臍)」は全く関係ないものである。
漢字の「臍」は混同からの当て字で、本来は「綜麻繰り金」と書く。
綜麻(へそ)とは、紡いだ麻糸を環状に幾重にも巻きつけた糸巻きのことで、「苧環(おだまき)」ともいう。
その綜麻を繰って貯めたお金を「綜麻繰り金」と言い、「へそ」が人間の臍(へそ)と誤解され、「臍繰り金」と書かれるようになったのである。
さらに、臍は「ほぞ」とも言うことから、へそくり(金)は「ほぞくり金」や「ほぞくり」「ほぞ金」などとも呼ばれた。

糸巻きの苧環

糸巻きの苧環


へそくりの類語・言い換え

臍繰り金/タンス預金/私金/内緒金/帆待ち/帆待ち金/内緒お金内緒の貯金/秘密のお金/秘密の貯金/蓄財/虎の子

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