ハモ/鱧/はも

意味

ハモとは、ウナギ目ハモ科の。全長約2メートル。はウナギに似て細長い。が大きく、鋭い歯をもつ。吸い物や蒲焼きなどにする。

語源・由来

古名は「ハム」で、室町時代から「ハモ」と呼ばれるようになったが、近世以降も「ハム」の記述は多く見られる。
「ハム」の語源には、鋭い歯で魚を食べることから、「噛む」「食べる」を意味する「はむ(食む)」とする説。
ハモの姿がヘビに似ることから、ヘビやマムシの方言「ハメ」「ハミ」「ハブ」と同源とする説がある。
ハモの特徴や「ハム」に通じる音の面で問題がないため、どちらか一方に絞ることは難しい。
その他、ハモの語源には、鋭い歯に注目した「ハモチ(歯持ち)」説や、がなくが見えるようであることから「ハタミユ(肌見)」といった説もあるが、音変化の点で説得力に欠ける。

漢字の「鱧」は、漢音で「レイ」、呉音では「ライ」と読む
中国の「鱧」は日本の「ハモ」と外見は似るが異なる魚で、「七星魚」とも呼ばれる。

別名・類語

ハモ科のハモ

海鰻/水鱧/ハム/ハミ/ハモウナギ/タツハモ/タツバモ/バッタモ/ウニハモ/カマスアナゴ/ハグ/スズ/ウド/ゴンギリ/ギイギイ/トウヘイ/トウヘン/アオハモ/ジャハム/ハンヌイユ

北海道や東北地域方言のハモ

アナゴ/マアナゴ/海鰻/ハム/ヘビ/ハカリメ

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