堂に入るの意味
堂に入るとは、学問や技術がすぐれて、奥深いところまで進んでいる。物事に習熟している。身についている。「入る」を「はいる」とは読まない。
堂に入るの語源・由来
堂に入るは、「堂に升りて(のぼりて)室に入らず」からできた言葉。
「堂」は客間・表座敷のことで、「室」は奥の間のこと。
客間にのぼった程度では奥のことまで分からないことから、堂に升りて室に入らずは、学問や技芸がかなりの水準には達してはいるが、奥義をきわめるまでには至っていないことを意味する。
「堂に升りて室に入る」を略した「堂に入る」は、客間にのぼり奥の間にまで入っていることから、奥義まできわめていることを表す。
堂に入るの類語・言い換え
堂奥に入る/熟れる/習熟する/熟達する/熟練する/馴染む/慣れる/手慣れる/板につく/様になる/物にする/無理がない/違和感がない/しっくりする/ぴったり