長広舌の意味
長広舌とは、よどみなく長い間しゃべり続けること。「長広舌を振るう」の形で用いる。
長広舌の語源・由来
長広舌は、仏教語の「広長舌」が変化した語。
仏には三十二相の特徴があるとされ、そのひとつが「広長舌」で、仏の舌は仏法を広く行き渡らせることを表した。
そこから転じて、「広長舌」はとうとうと説く巧みな弁舌の意味で使われていたが、語形が転倒して「長広舌」となり、周りの人の迷惑も顧みず、得意気にベラベラと長話をするという悪い意味で用いられるようになった。
長広舌の類語・言い換え
広長舌/長舌/舌が長い/饒舌/弄舌/口舌/多弁/多言/マシンガントーク/おしゃべり/口忠実/口達者/喋々/喃々/欠け徳利/葦原雀/長吠え/口叩き/口喧しい/喋々しい/立て板に水/立て板へ詰まり小便/懸河の弁/一瀉千里/竹に油/富楼那の弁舌/弁舌流るるが如し/弁舌滝の如し/銭独楽が裸足/ふくべの尻へ飴を塗ったよう/頤が落ちる/口から先に生まれる/嘴を鳴らす/竹に油を塗る/喋りまくる/喋り立てる/くっちゃべる/ひひらかす