猫に小判の意味
猫に小判とは、いくら値打ちのあるものでも、価値のわからない者に与えるのは無駄であることのたとえ。また、効果や反応がないことのたとえ。
猫に小判の語源・由来
猫に小判は、人間にとっては貴重な小判であっても、猫にはその価値がわからないことから生まれたことわざ。
猫が選ばれた理由は、身近な動物であったこと以外にないが、犬と比較するならば飼い主の言うことを聞かない点が挙げられる。
類句に「犬に論語」もあるが、こちらは説いて聞かせても無駄という意味で、単純に価値が分かりやすい小判を与えるのとは違う。
あくまでも、なぜ猫が選ばれたかを説明するために犬と比較しただけの話であり、「猫に小判」ということわざが生まれる過程で、犬と猫が比較されたという訳ではない。
猫に小判の類語・言い換え
猫の前に小判/犬に小判/猫に石仏/猫に胡桃を預ける/豚に真珠/犬に念仏猫に経/豚に念仏猫に経/犬に論語/牛に経文/馬に経文/馬の耳に念仏/兎に祭文/牛に対して琴を弾ず/牛に説法馬に銭/馬耳東風/呼牛呼馬/対牛弾琴/対驢撫琴/馬の耳に風/竹馬の耳に北風/牛に麝香/甲斐がない