破竹の勢い/はちくのいきおい

破竹の勢いの意味

破竹の勢いとは、猛烈な勢いで進むこと。勢いが盛んでおさえがたいこと。

破竹の勢いの語源・由来

「破竹」の意味は、竹を割ること。
竹は一節割れ目を入れると、あとは一気に割れていくことから、竹を割るような勢いで進むことを「破竹の勢い」と言うようになった。

出典は、『晋書』杜預伝。
晋が呉に攻め込み、都近くまで迫ったが、蒸し暑い雨季に差し掛かったため、指揮官たちは疫病を恐れ、涼しくなるまで待ってから攻め込もうと意見した。
そんな中、杜預だけは「今の勢いならば、竹を割るがごとし」と攻め進むことを主張し、その意見に従って攻め進んだところ、晋は呉を滅ぼすことができたという。
この故事では、最初に力を入れるだけで、後は物事がスムーズに進んでいくことを「破竹」にたとえているが、現代では、物事が進む勢いが盛んなことに重点を置いて、「破竹の勢い」と用いられる。

破竹の勢いの類語・言い換え

破竹/飛ぶ鳥を落とす勢い/昇竜の勢い/日の出の勢い/旭日昇天の勢い/決河の勢い/沖天の勢い/当たるべからざる勢い/怒濤のごとく/快進撃/草木も靡く

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