月とすっぽんの意味
月とすっぽんとは、比較にならないほど二つのものの違いが大きいこと。雲泥の差。
月とすっぽんの語源・由来
月は満月で丸く、スッポンも同じように甲羅が丸く、丸い点では共通する。
しかし、月は美しい象徴であるのに対し、スッポンは汚い泥の中にいて顔も醜いことから、月とすっぽんは、比較にならないほど違うものたとえとなった。
一説に、スッポンは朱色に塗った盆の「朱盆(しゅぼん)」が訛ったものといわれる。
しかし、朱盆は必ずしも丸いものとは限らない。
また、月とすっぽんのように、天と地、美しさと醜さに大きな違いがある訳でもない。
共通点や大きな違いが分かりづらいものを並べ、比較にならないほど違いがあることを表現するとは考え難い。
月とすっぽんの類語・言い換え
お月様とすっぽん/すっぽんとお月様/鍋蓋とすっぽん/月鼈/雲泥の差/雲泥の違い/雲泥の開き/雲泥万里/雲泥/霄壌の差/天と地の差/天地の差/天地の相違/天と地/烏と鷺/鯨と鰯/雪と墨/駿河の富士と一里塚/提灯に釣鐘/灯心に釣鐘/瓢箪に釣鐘/箸に虹梁/大差/圧倒的な差/大違い/桁違い/桁外れ/段違い/格段/別物/程遠い/似ても似つかない