意味
手ぐすねを引くとは、十分に準備して待ち構えること。
語源・由来
手ぐすねを引くの「くすね(薬煉)」とは、松脂(まつやに)を油で煮て練り混ぜたもので、弓の弦などを強くするために塗られる粘着剤である。
この薬煉を手に塗ることを「手ぐすね」と言う。
合戦の前、十分な態勢で待ち構えるために、薬煉を手に取り弓の弦に塗ることから、十分に準備して機会を待つことを「手ぐすね引いて待つ」と言うようになった。
類語・言い換え
牙を研ぐ/爪を研ぐ/満を持す/腕まくりして待つ/待ち構える/待ち受ける/網を張る/機会を待つ/機会を窺う/虎視眈々と狙う/虎視眈々と待つ/虎視眈々と待ち構える/待ち伏せる/先回りする/回り込む/準備する/用意する/スタンバイする/待機する/臥薪嘗胆する