双璧の意味
双璧とは、優劣のつけがたい二つのすぐれたもの。両雄。
双璧の語源・由来
双璧は、中国の『北史(陸凱伝)』の中で、二人の優れた息子を「双璧」とたとえて評したという故事に由来する。
この故事で用いられた「双璧」とは、一対の宝玉のことである。
「璧」は祭りや儀式に使われた飾り玉のことで、「宝玉」や「美しい玉」の意味のほか、「立派なもの」の意味としても用いられる。
双璧の「璧」の漢字は、「玉」という意味から分かるとおり、「壁(かべ)」ではない。
また、双璧は二つのすぐれたものを評する際に使う言葉なので、悪いことを評する際に使うのは間違いである。
双璧の類語・言い換え
伯仲/互角/両虎/竜虎/両雄/ツートップ/二大/二強/両横綱/兄たり難く弟たり難し/甲乙付け難い/優劣つけがたい/いずれ菖蒲か杜若/肩を並べる/並び立つ/並ぶ/二分する/拮抗/頡頏/負けず劣らず/勝るとも劣らない/比肩/匹敵/ライバル/相合/相持ち/何れともなし/甲乙なし/対対/五分/五分五分/対等/同等/おっつかっつ/どっこいどっこい/とんとん/ちょぼちょぼ/似たり寄ったり