しもやけの意味
しもやけとは、寒さによる血行障害で、その部分が赤く腫れて痛がゆくなったり、熱く感じる。手や足のほか、耳たぶ、鼻先など末端部に起こる。軽い凍傷。凍瘡。霜腫れ。
しもやけの語源・由来
しもやけは、霜に触れた時のように、皮膚が焼けた感じになるところからであろう。
しもやけは寒さのために起こるものなので、霜は「霜の降りるような寒い時」の意味も含まれていると考えられる。
平安時代には、霜が降りる寒い時に「朽ちる」という意味から、「しもやけ」や「あかぎれ」は「しもくち(霜くち)」と呼ばれた。
中世末期には、「腫れる」ところから、「しもばれ(霜腫れ)」と言った。
「しもやけ」の語が見られるようになるのは、1600年代後半である。
江戸時代には、同様の意味から「ゆきやけ(雪焼け)」の語が見られ、現在も日本海側では「しもやけ」の方言として用いられる。