狡い/こすい

こすいの意味

こすいとは、体裁よく他人を騙して、自分に有利になるよう振る舞うさま。ずるい。欲深いさま。ケチである。

こすいの語源・由来

こすいの語源には、「こする(擦る)」と同根とする説がある。
これは、利益になることや都合がよくなることを擦り取るように、細かに考えたりするところからという説だが、定かではない。

こすいは方言として取り上げられ、特に大阪などの関西弁と言われることも多いが標準語で、使用する地域も関西に限らず、全国に点在している。
これは人代名詞の「おら」と同じ現象で、元々は広範囲に使用されていたが、徐々に使用しない地域が増えたことによるものである。

静岡県の方言で「小さい」の意味、関東方言で「少ない」や「足りない」の意味として、「こすい」が使われている。

こすいの類語・言い換え

自分に有利なるよう振る舞うこすい

ずるい/こすっからい/こすからい/すこい/小賢しいあざといせこい/抜け目ない/賢い/計算高い/勘定高い/狡知に長ける/腹黒い/ダーティー/悪賢い/ずる賢い/あこぎ/あくどい/狡猾/卑怯/卑劣/卑しい姑息/汚い/横着

ケチのこすい

ケチ/ケチ臭い/ケチケチ/けちんぼ/けちん坊/吝嗇/鄙吝/がめつい/吝い/しみったれ/せこい/みみっちい/世知辛い/慳貪/こすっからい/こすからい/すこい/卑しい財布堅いうるさいに汚い/汚い/シビア/欲深い/欲深/強欲/胴欲/欲張り/欲の塊/あこぎ/拝金主義/マンモニズム

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