若干/じゃっかん

若干の意味

若干とは、はっきりしないが、さほど多くはない数量を表す。いくらか。多少。

若干の語源・由来

若干は、「干」の字を「十」と「一」に分解し、「一の若く(ごとく)、十の若し」とした語。
つまり、「一のようであり、十のようでもある」という意味になることから、はっきりしないが、あまり多くない数を表すようになった。
わずかな人数を表す「若干名」といった用法は、中国古代の思想書『墨子』でも「若干人」の形で見られる。

年が若いことを意味する「じゃっかん」を「若干」と誤表記されることも多い。
「若」の字がつくことからと思われるが、年が若い意味の「じゃっかん」は、「弱冠」と書くので注意が必要である。

若干の類語・言い換え

そこばく/そくばく/いくらか/幾分/多少/いくつか/いささか/やや/少し/少しだけ/少しばかり/少々/僅か/なけなし/少ない/少しく/数えるほど/少量/少数/ちょっと/ちょこっと/ちょびっと/ちょっこり/ちょいと/ちょっぴり/ちょんびり/ちょんぼり/ちびっと/ちと/ちっと/雀の涙/爪の垢/心持ち/気持ち/形ばかり/二三

TOP
テキストのコピーはできません。