地下足袋の意味
地下足袋とは、ゴム底のついた労働用の足袋。ゴムたび。ちかたび。
地下足袋の語源・由来
地下足袋の語源は、履物を履かず直(じか)に土を踏む足袋の意味から。
「地下」と書くのは当て字であるが、「地面」の意味も込められていると思われる。
地下足袋を「ちかたび」と呼ぶ地域もあるが、「じかたび」の「じか」に「地下」と当て字されたことからの呼称で、地下足袋の語源ではない。
三池炭鉱の炭坑夫が最初に使用したことから、地下で使う足袋で「地下足袋」になったとする説もある。
地下足袋は、足袋製造業者であった石橋徳次郎が発明し、近隣の三池炭鉱で使用されたことで人気を博し、全国に広まったことは確かだが、語源とは関係しない。
石橋徳次郎の会社「日本足袋」は、後にゴム靴製造会社の「アサヒコーポレーション」となり、弟の石橋正二郎はゴム製造のノウハウを活かして「ブリヂストン」を創業した。