戒める/いましめる

意味

戒めるとは、あやまちのないように前もって注意する。教えを守るようにさとす。同じあやまちを繰り返さないように叱る。

語源・由来

戒めるは、「忌み遠ざける」を意味する「忌ましむ」に由来する。
忌ましむは、忌み嫌う意味の動詞「忌む」に助動詞「しむ」が付いた語で、「しむ」の口語形「しめる」で「いましめる」となった。
奈良時代頃には、外れた行動や考えをしないように遠ざけることを求めた語であったが、平安時代末頃から、具体的な行為に対して罰したり縛ったりする意味でも用いられ、よくない行動に対して叱る意味が生じた。
また、他者の外れた行動を警戒する意味も加わったことで、鎌倉時代には、自分自身に対して用心する意味でも「戒める(いましむ)」が使われるようになった。

類語・言い換え

自分自身を戒める

心がける/用心する/注意する/警戒する/慎重になる/自戒する/律する/慎む/控える/脚下照顧

他者を戒める

諌める/諭す/説教する/諫言する/意見する/注意する/言い聞かせる/教戒する/戒告する/訓戒する/諭告する/忠告する/勧告する/注意喚起する/警告する/警鐘を鳴らす/気をつけさせる/律する/釘を刺す/釘を打つ/念を押す/説諭する/懲らしめる/とっちめる/叱る/叱り飛ばす/叱りつける/油を絞る/こってりと絞る/お灸をすえる/お仕置きする折檻する/大目玉を食らわす/口うるさく言う/ガミガミ言う/くどくど言う/怒る/咎める/責める/厳しく責める/譴責する/面責する/面詰する

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