イカナゴ/玉筋魚/いかなご

意味

イカナゴとは、スズキ目イカナゴ科の。全長約25センチ。は細長く、腹びれがない。幼魚は煮干しや佃煮くぎ煮)にし、成魚は天ぷらにする。コウナゴ。カマスゴ。カナギ。

語源・由来

イカナゴの「イカ」は「いかが(如何)」「いかなる(如何なる)」などの「いか」、「ナゴ」は「な(魚)」+「ご(子)」で、「いかなる魚」という意味。
イカナゴの「いか」が「いか(如何)」であるのは、カマスに似ていて区別がつきにくところからと言われる。
しかし、「いか(如何)」は「どのような」「どんな」といった全く不明な際に用いられる語であるため、カマスに似ていることは関係ないと思われる。
イカナゴはに砂に潜って夏眠する習性があり、夏にどのような生活をしているか、漁師たちには不明であったところからの「いか(如何)」であろう。
漢字の「玉筋魚」は漢名を拝借したもので、「イカナゴ」の音や意味とは全く関係ない。
「玉筋魚」の「玉」は群れているさまを表し、「筋」は姿が筋のように見えるところに由来するといわれる。

別名・類語

コウナゴ/コオナゴ/シンコ/オオナゴ/カナギ/カマスゴ/メロウド/フルセ/しらす

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