市松模様の意味
市松模様とは、二色の四角形を互い違いに並べた碁盤の目状の格子模様。
市松模様の語源・由来
市松模様は、中世までは「霰(あられ)」と呼び、石畳を模した模様であることから、近世以降は「石畳」と呼ばれていた。
江戸中期、歌舞伎役者の初代佐野市松が、舞台で白と紫の石畳模様の裃(かみしも)を着用したところ、彼の人気とともに江戸の女性たちの間で流行したことから、「市松模様」と呼ばれるようになった。
このほか「市松格子」「市松形」「市松小紋」、単に「市松」とも呼ばれる。
佐野市松が演じた役には、『塩屋判官古郷の錦』の楠正行、『心中万年草(高野心中)』の粂之助の二説あり、どちらが市松模様の由来となっているか定かではない。
市松模様の別名・類語
市松格子/市松形/市松小紋/市松/市松柄/元禄模様/石畳/石畳模様/霰/チェック/チェッカー/ギンガムチェック/タータンチェック/アーガイル柄/ウィンドウペン/ウインドウペーン/グラフチェック/タッタソールチェック/グレンチェック/千鳥格子/バーバリーチェック/網代模様/格子模様/格子柄