フキ/蕗/苳/款冬/菜蕗/ふき

意味

ふきとは、キク科の多年草。山野に自生。また、栽培もする。早春、より先に「蕗の薹(ふきのとう)」と呼ばれる花茎を出す。葉柄やふきのとうは食用とする。

語源・由来

ふきの語源は、以下のとおり諸説ある。
1.黄色が咲くことから、「フユキ(冬黄)」の中略で「フキ」になったとする説。
2.用便の後、お尻を拭く紙の代わりに、ふきの葉を使用したことから、「拭き」を語源とする説。
3.ふきは葉が大きく、傘などに用いたことから、「葺く」の変化とする説。
4.「ハヒログキ(葉広茎)」や「ヒロハグキ(広葉茎)」、「ハオホキ(葉大草)」の意味とする説。
5.ふきの葉は大きく、少しのでも揺れることから、「ハフキ(葉吹き)」「フフキ(風吹き)」の意味とする説。
ふきの古名は「フフキ」なので、「フフキ」が転じて「フキ」になったことは間違い。
そのため、語源は「4」か「5」の説と考えられる。

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