ダイコン/大根/だいこん

意味

大根とは、アブラナ科の越年草または一年草。根もも食用とする。春の七草のひとつで、スズシロともいう。また、演技力のない下手な役者をあざけっていう語。→大根役者

大根の語源・由来

『古事記』に「淤富泥(オホネ)」、『和名抄』には「於保禰(オホネ)」とあるように、大根の古名は「オホネ(オオネ)」で、大きい根の意味からである。
これに漢字の「大根」が当てられ、音読みで「ダイコン」と呼ばれるようになった。
応永26年(1419年)の『東寺百合文書』には「大こん」の表記が見られることから、これ以前には「ダイコン」の語形が発生していたと思われる。
ただし、この頃に「ダイコン」で統一されたわけではなく、「ダイコン」と呼ばれるようになった後も、しばらくは「オホネ」と「ダイコン」の両語形が使われていた。

大根の別名・類語

野菜の大根

すずしろ/おおね/蘿蔔(らふく)/蘆菔(ろふ)/蘿菔(らふ)

演技力のない下手な役者の大根

大根役者/三文役者/イモ役者/へっぽこ役者/田舎役者/大部屋俳優/わんさガール

大根の種類・変種

青根大根/宮重大根/細根大根/白首大根/練馬大根/大蔵大根/三浦大根/御薗大根/辛味大根/吹散大根/青皮紅心/赤の丸大根/ビタミン大根/葉大根/亀戸大根/レディーサラダ/源助大根/ねずみ大根/聖護院大根/守口大根/大阪四十日/祝だいこん/庄大根/赤大根/紅大根/紅しぐれ/桜島大根/沖縄島大根/二十日大根/ラディッシュ/ハマダイコン/ノダイコン/黒大根

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