ブッポウソウの意味
ブッポウソウとは、ブッポウソウ目ブッポウソウ科の鳥。全長約30センチ。体は青緑色で頭が黒く、くちばしと脚が赤い。日本には夏鳥として渡来し、冬に南方へ渡る。
ブッポウソウの語源・由来
ブッポウソウは、鳴き声が「仏法僧」と聞こえるところから名付けられた。
仏法僧とは仏教の三宝のことで、「仏」「仏の説いた法」「その教えを奉じ広める僧」をいい、ブッポウソウはありがたい鳴き声の鳥ということで、古くから霊鳥として扱われてきた。
しかし、実際には「ゲッゲッゲッ」としか鳴かない。
昭和10年(1935年)、「ブッポウソウ」と鳴いているのは、フクロウの一種である「コノハズク」とわかった。
以降、学名上は「ブッポウソウ」のままであるが、俗に、この鳥を「姿のブッポウソウ」、コノハズクを「声のブッポウソウ」と呼んで区別されるようになった。